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NEW コラム 2026.02.15

フォークリフトの免許の種類!取得にかかる費用と条件

フォークリフトの免許

フォークリフトの免許の種類!取得にかかる費用と条件

「フォークリフトの免許って、何日かかるんだろう?」「費用はどれくらい?」「試験に落ちたらどうしよう…」など、フォークリフト免許の取得を考え始めたとき、こうした疑問や不安が次々と浮かんでくるのではないでしょうか。

特に初めて資格取得に挑戦する方にとっては、講習の流れや難易度、コースの選び方など、分からないことが多く、一歩を踏み出すのをためらってしまうかもしれません。

そこで本記事では、疑問や不安をすべて解消できるよう、フォークリフト免許取得を目指す方に向けて、必要な情報を整理しました。

所持免許別の取得日数や講習時間、費用の目安はもちろん、試験の難易度や合格率、さらには合格のコツまで、実際に受講する前に知っておきたいポイントを解説しています。

目次

フォークリフト免許(技能講習)とは?

フォークリフトを扱うのに必要な資格は2種類あり、一般的にフォークリフト免許と呼ばれるものの多くは「フォークリフト運転技能講習」の修了証を指します。

フォークリフト運転技能講習とは?

フォークリフト運転技能講習は、労働安全衛生法に基づく国家資格です。

資格を取得することで、最大荷重1t以上のフォークリフトの運転業務に就くことが可能になります。

運転免許のような数年ごとの更新手続きは必要なく、一度取得すれば生涯にわたって有効な資格です。

最大荷重1t未満は特別教育

フォークリフトの資格には、技能講習のほかに「特別教育」という区分もあります。

最大荷重が1t未満のフォークリフトのみ運転が可能で、こちらは国家資格ではありません。

技能講習に比べて講習時間が短く手軽に受けられるのが特徴ですが、扱えるフォークリフトも限定されるため、技能講習の修了を目指すのが一般的です。

無資格運転のリスクは?

無資格でのフォークリフト運転は、労働安全衛生法(第61条)違反にあたり、「資格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない」と定められています。

資格を有しない者にフォークリフト運転業務を行わせた場合、事業者に対して罰則が科される可能性があり、道路を走行していた場合は道路交通法上の問題も発生するため注意が必要です。

所持免許別:取得日数と講習時間の比較表

フォークリフト運転技能講習は、受講者が現在所持している運転免許や実務経験によって、必要な講習時間が異なります。

一般的なコース区分と、それに伴う講習時間・日数の目安は以下のとおりです。

 

コース区分

対象者

講習時間

日数の目安

35時間コース

免許なしの方

学科11時間+実技24時間

5日間

31時間コース

普通/準中型/中型/大型免許(限定あり)所持者

学科7時間+実技24時間

4~5日間

15時間コース

フォークリフトの運転業務6カ月以上(特別教育修了者)

学科11時間+実技4時間

2~3日間

11時間コース

・大型特殊免許所持(カタピラ限定を除く)

・普通/準中型/中型/大型免許(限定あり)所持かつフォークリフトの運転業務3カ月以上(特別教育修了者)

学科7時間+実技4時間

2日間

 

表にあるとおり、1t未満のフォークリフト運転経験が一定以上ある場合、実技講習の一部が免除されます。

取得にかかる費用の目安

 

フォークリフト免許の取得にかかる費用は、受講するコースと教習所に応じて変動します。

各コースの料金目安は以下のとおりです。

  • 35時間コース:約40,000~45,000円
  • 31時間コース:約38,000~42,000円
  • 15時間コース:約20,000~23,000円
  • 11時間コース:約15,000~23,000円

全体の相場としては、15,000~45,000円程度の範囲で設定されており、講習時間が短いコースほど料金は安くなる傾向があります。

追加費用の注意点

提示されている受講料のほかに、別途費用が発生するケースもあるので注意しましょう。

申し込み前に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

  • テキスト代:受講料に含まれている場合もあり
  • 証明写真代:教習所の撮影機を利用する場合
  • 補講・再試験料:修了試験に不合格となった場合、補講や再試験を受けるための追加料金

教育訓練給付金が利用できる場合もあり

フォークリフト運転技能講習は「教育訓練給付金制度」の対象講座として指定されている場合があります。

資格取得後にハローワークに申請することで、受講費用の20%(上限10万円)が給付されるので、条件に合う方は積極的に活用しましょう。

なお、受講費用の20%が4,000円に満たない場合は支給されないため、ご注意ください。

自分が対象になるかどうかの確認や、利用したい教習所の講習が対象講座に指定されているかは、お住まいの地域を管轄するハローワークで確認できます。

試験の難易度と合格率

国家資格と聞くと、試験が難しいのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。

ここでは、フォークリフト運転技能講習の難易度や合格率について解説していきます。

修了試験の内容

試験は「学科」と「実技」、それぞれの講習最終日に行われます。

学科試験(マークシート形式)の出題科目は以下のとおりです。

  • 走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識
  • 荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識
  • 運転に必要な力学に関する知識
  • 関係法令

実技試験では、実際にフォークリフトを操作し、時間内で定められたコースを走行したり、荷物を運んだりします。

採点される主な項目(減点方式)は以下のとおりです。

  • 走行:乗車、発進、周回、方向転換、停車など
  • 荷役:パレットに対するフォークの挿入・抜き取り、荷物の積み上げ・積み下ろしなど

試験の合格率

フォークリフト免許の試験は、合格率が95%以上と高い傾向にあります。

合格率が高い理由は「落とすための試験」ではなく、「安全な運転者を育成するために講習の理解度を確認する試験」という位置づけだからです。

未経験者であっても過度に心配する必要はなく、講習をまじめに受けていれば、ほとんどの方が合格できます。

合格のコツ

合格率は高いものの、フォークリフト技能講習の試験にも合格するためのコツがあります。

資格取得を目指すにあたっては、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 学科は講習をしっかり聞く
  • 実技は「指差呼称」を徹底する
  • 一発失格のパターンに注意する

実技試験には、一度でも行うと即不合格となる危険行為が設定されています。

代表的な例としては、フォークを上げたまま走行する、荷物を急降下させる、パレットや壁に激突するなどです。

多少のタイムオーバーによる減点はわずかなので、落ち着いて操作することを心がけましょう。

フォークリフトの種類と活用シーン

一口にフォークリフトと言っても、その種類はさまざまです。

ここからは、免許を取得することで運転できる多様なフォークリフトや、活躍できる主な現場について解説していきましょう。

フォークリフトの主な種類

現場でよく使われる代表的な5種類のフォークリフトと、その特徴を紹介します。

カウンターバランスフォークリフト

もっとも一般的なタイプで、荷物の荷重に対して、車体後方の重り(カウンターウェイト)でバランスを取る設計になっています。

屋内・屋外を問わず、工場や倉庫などで幅広く使用される機種です。

座って運転し、エンジン式とバッテリー(電動)式があります。

リーチフォークリフト

立ったまま操縦する、屋内での作業に特化したバッテリー式のフォークリフトです。

フォークが前後に伸縮(リーチ)するため、狭い通路でも効率的に作業できます。

小回りが利くため、主に倉庫内での棚入れ・棚出し作業で活躍します。

サイドフォークリフト

車体の側面にフォークが付いており、鋼材や木材のような長尺物を運搬するのに適しています。

車体の向きを変えずに、荷物の積み下ろしが可能です。

ウォーキーフォークリフト

運転者が歩きながら操作するタイプのフォークリフトです。

カウンター式リフトが入れない場所での積み込みや、狭い店舗内での品出し作業などで使用されます。

マルチディレクショナルフォークリフト

前後左右の全方位へ自由に移動できるフォークリフトです。

限られたスペースでの精密作業が可能で、貴重品や精密機器の運搬にも適しています。

フォークリフト免許が活用できる場所

フォークリフト免許は、特定の業界だけでなく、社会のさまざまな場所で求められる汎用性の高い資格です。

  • 物流・倉庫業:物流センターや倉庫での入出庫(ネット通販の拡大に伴い需要が安定)
  • 製造業:部品や完成品の運搬(自動車工場、食品工場、製紙工場など)
  • 建設業:建設現場での資材運搬(建設系の資格と合わせるとキャリアアップの幅も拡大)
  • 卸売市場・港湾:生鮮食品や輸出入貨物の積み下ろしなど
  • 廃棄物処理業:リサイクルセンターなどでの廃棄物の移動や選別作業に

上記のように、フォークリフトのスキルは多様なキャリアパスにつながる可能性を秘めています。

申し込みから免許取得までの5ステップ

最後にフォークリフト免許を取得するまでの流れを、5つのステップに分けて具体的に解説していきます。

ステップ1.教習所の選定・予約

まずは、通いやすい場所にある教習所をインターネットで探しましょう。

選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • 立地とアクセス
  • 開催スケジュールとコース(35時間、31時間など)
  • 料金(教育訓練給付金の対象か)

受講したい教習所と日程が決まったら、電話やウェブサイトから予約を入れます。

定員に達し次第締め切られるため、早めの予約がおすすめです。

なお、満18歳未満で受講する場合、修了証の交付は教習所によって対応が異なるので、その点も確認しておきましょう。

ステップ2.学科講習・筆記試験

テキストを使って学科講習を受けます。

内容は、関連する法律やフォークリフトの構造、力学などです。

最終日に行われる筆記試験は、講習内容から出題されます。

合格できなかった場合は、再度講習を受けて追試を受けるのが一般的です。

ステップ3.実技講習・実技試験

実際にフォークリフトに乗って操作を学びます。

最初は基本操作から始まり、徐々に荷役作業の練習へと進むのが基本的な流れです。

学科と同様に、最終日に実技試験が行われ、安全な操作ができているかどうかに重点を置いて評価されます。

合格できなかった場合も学科と同様で、補講の後に再試験を受けるのが一般的です。

ステップ4.修了証の発行

学科・実技の両方の試験に合格すると、「フォークリフト運転技能講習修了証」が交付されます。

多くの教習所では、試験当日に即日発行されるため、その場で修了証を受け取ることが可能です。

ステップ5.就職・実務での活用

資格を取得したら、いよいよ実務で活用できます。

履歴書に資格を記載して就職・転職活動に生かしたり、現在の職場で新しい業務に挑戦したりと、キャリアアップの道が開けるでしょう。

よくある質問(Q&A)

履歴書にはどう書くの?

履歴書の免許・資格欄には、正式名称で記載するのが基本ですので、「フォークリフト運転技能講習修了」と書きます。

ヘルメットや安全靴は自前が必要?

ヘルメットは多くの教習所で無料貸し出しを行っていますが、一部では持参が必要な場合もあります。

安全靴はヘルメットほど厳格ではなく、スニーカーなどの動きやすい靴でも可とされている傾向です。

ただし、安全のため着用が推奨、あるいは必須とされている教習所もあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。

視力制限はある?

フォークリフト運転技能講習の受講資格として、法律で一律の数値は定められていません。

しかし、安全のため多くの教習所が自動車運転免許と同等(両眼0.7以上など)の基準を設けています。眼鏡等での矯正も可能です。

修了証をなくしたら?

修了証を紛失・破損してしまった場合でも、再発行が可能です。

手続きは、原則として講習を修了した教習所で行います。

まとめ

フォークリフト運転技能講習は、最短2日という短期間で取得でき、更新制度がなく長期間有効な国家資格です。

取得費用も比較的安価で、教育訓練給付金を利用すればさらに負担を軽減できます。

物流業界はもちろん、製造、建設、小売など、多くの業界で求められるスキルであり、キャリアアップや安定した就職を目指す上でもおすすめの資格です。

本記事を読んで興味を持った方は、ぜひ資格取得への第一歩を踏み出してみてください。

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