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NEW コラム 2022.01.22

フォークリフト用タイヤの種類!なぜ何色もある?サイズの見方は?

フォークリフトのタイヤ

今回はフォークリフトのタイヤについて解説していきます。

 

フォークリフト自体の重さもさることながら、運ぶ荷物の重量も相当なものになることもあり、フォークリフトのタイヤは過酷な環境にあります。

タイヤの空気圧や瑞の残り具合によっては、スリップしたりパンクする可能性も高く、最悪の場合は大きな事故に繋がるかもしれません。

 

非常に重要なフォークリフトのタイヤについて、種類やメンテナンスに係る知識などを解説していきますので、ぜひ参考にして下さい。

 

フォークリフトのタイヤの種類

フォークリフトのタイヤ

フォークリフトのタイヤですが、カウンター式とリーチ式ではタイヤの種類も変わってきます。

 

リーチ式のタイヤは3種類

リーチ式のフォークリフトは、駆動輪のロードタイヤ、操縦輪のドライブタイヤ、補助輪のキャスタータイヤの3種類のタイヤで構成されてます。

 

タイヤの素材は、ウレタンタイヤとゴムタイヤの2種類があります。

 

<ウレタンタイヤ>

ウレタンタイヤは、ゴムタイヤよりも寿命が長く、路面にタイヤの跡がつきにくいと言う特徴があります。

 

<ゴムタイヤ>

ゴムタイヤは、ウレタンタイヤよりも安価で、滑りにくくグリップ力に優れています。

カラーバリエーションも多く、ブラックはもちろんグリーン、ホワイトもあります。

 

カウンター式のタイヤ

カウンター式のフォークリフトには、ノーパンクタイヤとエアタイヤの2種類があります。

それぞれの特徴は以下のようになります。

 

<ノーパンクタイヤ>

エアタイヤよりも長持ちし、 タイヤ全体がゴムなのでパンクをする心配がありません。

そのぶんクッション性が悪く乗り心地が悪くなったり、 重量が重いため交換作業は大変というデメリットもあります。

カラーバリエーションがホワイトとグリーンもあり。

 

<エアタイヤ>

比較的金額が安く、フォークリフトの乗り心地は良くなります。

タイヤも軽く、交換時に苦労することはありません。

普通のタイヤと同じくパンクの恐れがあり、空気圧の調整などのメンテナンスが必要となってます。 

 

カウンター式フォークリフトには、基本的にノーパンクタイヤとエアタイヤの2種類がありますが、中にはノーパンクタイヤの側面に孔を空けることで乗り心地を良くしたエアボスタイヤというものも開発されています。

 

なぜフォークリフトのタイヤにはカラーバリエーションが多い?

フォークリフトのタイヤには、種類によってカラーバリエーションが揃ってます。

これはお洒落のためではなく、 ちゃんと意味があることです。

 

工場内の床はコーティングされてることが多く、通常の黒色のゴムタイヤでは走行の跡が目立ってしまうことがあります。

それを防止するために、グリーンやホワイトのゴムがあるのです。

 

フォークリフトのタイヤの空気圧はどのくらいがいい

フォークリフトの空気圧は、フォークリフトの車体と荷物でかなりの重さに耐えれる空気圧を保たなければなりません。

 

フォークリフトの適切な空気圧を確認していきましょう。

 

空気圧の単位と適正量について

ノーパンクタイヤ以外のタイヤは、空気圧に気を付けなければなりません。

 

タイヤの単位は「kPa(キロパスカル)」が使用されます。

 

通常の車の場合の空気圧は、2~2.5kpaですが、フォークリフトのエアタイヤは7~10kPaという高い空気圧が必要となっています。

これは普通の車よりも、はるかに重い荷物を支える必要があるためです。

 

エアタイヤの場合、1ヶ月で自然と0.3kPa前後の空気が抜けると言われており、定期的な点検を最低月に一回は行う必要があります。

 

空気圧が適正でない場合のデメリット

空気圧が少ない場合、ヒビ割れしやすくなりタイヤの寿命が減ってしまいます。

 

逆に空気圧が高すぎの場合、最悪タイヤの破裂の危険性があります。

10kPaの高圧力でタイヤが破裂してしまった場合、手榴弾並の破壊力があるそうで大事故に繋がってしまいます。

 

タイヤの空気圧はエアゲージを利用して、適正を保つようにして下さい。

 

フォークリフトのタイヤの交換時期と交換方法

フォークリフトのタイヤの交換時期は、エアータイヤ、ノーパンクタイヤ、リーチ用タイヤによって違っています。

 

どのタイヤも基本は残りの溝が減ってきたらです。

それぞれのタイヤの目安も確認しましょう。

 

<エアータイヤ>

タイヤ溝のスリップラインが目安となります。

自動車のタイアと同じです。

 

<ノーパンクタイヤ>

メーカーによってマークは若干変わってきますが、側面の「△」マークが目安となります。

 

<リーチ用タイヤ>

側面に「△」マークがないのがほとんどのため、タイヤサイズの表示部分まで減ったら交換するようにと言われています。

 

フォークリフトのタイヤのサイズ

フォークリフトのタイヤにもサイズがあり、メーカーや車体によって適合するものが異なります。

 

タイヤ交換の際に誤ったサイズのものを購入しないように、サイズの仕方を確認しておきましょう。

 

タイヤサイズの表記には2種類

タイヤサイズは、タイヤの側面に表記されていますが、フォークリフトのタイヤには2種類の表記タイプがあります。

 

1つ目は「5.00-8(3.00)」などの「◯.◯◯-◯(◯.◯◯)」タイプ。

これは、「タイヤ幅-リム径(リム幅)」を表しています。

 

もう一つは扁平タイヤと呼ばれるもので、「◯x◯-◯」という表記されています。

 

まとめ

今回はフォークリフト用のタイヤについての解説でした。

自動車用のタイヤと異なり、カラーバリエーションがあったり、種類が異なっていたり、意外と知らないこともあったかもしれません。

 

タイヤの交換や購入時のお役に立ててください。

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