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NEW コラム 2023.01.12

スローパンクチャー!?パンクに気付かずに大事故の可能性も!?

パンクというと、釘などを踏んでしまって一気に空気が抜けてタイヤがぺっちゃんこになっている状態を想像する人がほとんどではないでしょうか?

 

空気が一気に抜けるパンクの場合、すぐに異変に気づくことができるのでパンク発生時に対応することができるかと思います。

このようなパンクとは異なり、気付かないうちに徐々に空気が抜けてしまうパンクもあり、このようなパンクの方が起こりやすく、かつ危険であるのはあまり知られていないかもしれません。

 

気づかずにパンク状態で作業を行うのは大変危険です。

特に普通の車よりも空気圧が高いフォークリフトの場合、大きな事故につながることもあるかもしれません。

 

今回は、徐々に空気が抜けるパンク、スローパンクチャーを紹介します。

スローパンクチャーとは何?

ニチユ【FB25P-80-3F500SF】

冒頭でも書いたように、スローパンクチャーとは徐々に空気が抜けていくパンクのことを指します。

 

気付かないうちに空気が抜けていくため、定期的な検査をしていないと重大事故につながることもあるので注意しなければなりません。

 

というのも、通常の車の空気圧が200kpa~240kpaほどであるのに対して、フォークリフトの場合は700kpa~1000kpaという非常に高い空気圧となっています。

これは、重い荷物を持ち上げるのにタイヤが耐えるための設定になっているのです。

 

スローパンクチャーによってパンクしたタイヤが何かのきっかけで破裂ということになりましたら、非常に危険です。

スローパンクチャーに気付くために定期的な空気圧検査を!

ゆっくりと空気が抜けているスローパンクチャーですが、気付くためには定期的な検査が欠かせません。

 

通常使用している場合でも、空気圧は低下してひと月に約20kpa~50kpaの気圧が抜けていくと言われています。

定期的な検査を行い、通常とはことなる空気圧の低下を発見したら、スローパンクチャーをはじめタイヤの異常を疑わなければなりません。

スローパンクチャーが疑われるタイヤのチェックポイント

タイヤの空気圧の異常な低下をみつけた場合、いくつかタイヤを確認してもらいたいポイントがあります。

 

まずは、タイヤの表面に釘や金属片などが刺さっていないかを確認しましょう。

スローパンクチャーの場合は、小さな金属などが刺さっていたり、タイヤを傷つけたものが抜け落ちている可能性も考えられます。

 

またタイヤの側面の確認も必要です。

作業中に軽く側面を接触させ、タイヤの側面上では擦れただけのような感じでも、タイヤ内部のチューブが破損している場合もあります。

 

もう1つ確認してもらいたいのが、空気圧調整のエアーバルブ

エアーバルブが劣化や変形でエアー漏れを起こしている可能性も考えられます。

スローパンクチャーのまとめ

今回は非常に危険なパンクであるスローパンクチャーを紹介しました。

 

高い空気圧がかかっているフォークリフトのタイヤにとって、スローパンクチャーに気づかずに作業を行っていくのは非常に危険です。

 

スローパンクチャーに関わらず、フォークリフトの異常を早期に発見するためには日々の点検が大事になってきます。

ついつい毎日のことで面倒になりがちですが、重大事故を起こさいないようにするためにも毎日の点検をしっかりと行って頂ければと思います。

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