NEW コラム 2026.02.16
フォークリフトの仕事に関する疑問を徹底解説!内容・必要資格・年収アップ術も
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「フォークリフトの仕事って、未経験でも本当にできるの?」そんな疑問を抱えていませんか。
求人サイトでは「未経験歓迎」の文字をよく見かけるものの、実際の仕事内容や給料など、気になることも多くあります。
そこで本記事では、フォークリフトオペレーターの具体的な業務内容から給料相場、この仕事に向いている人の特徴などを解説します。
年収アップにつながる働き方や、長く安全に続けるコツも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
フォークリフトの仕事とは?
フォークリフトの仕事とは、フォークリフトと呼ばれる車両を操作して、重い荷物や大量の商品を効率的に運搬する仕事です。
現代の物流システムを支える上で欠かせない専門職といえます
まずは、フォークリフトの仕事に関する基本的な情報について解説します。
フォークリフトオペレーターの仕事内容
フォークリフトを使った仕事の基本は、商品を載せているパレットの穴に車両前面のフォーク(爪)を差し込み、パレットごと持ち上げて指定の場所まで運搬することです。
具体的な作業内容としては、以下のようなものが挙げられます。
- 荷下ろし:入荷した商品をトラックの荷台から降ろす
- 入庫:商品を倉庫内の所定の棚に格納する
- ピッキング:出荷指示に応じて棚から商品を取り出す
- 積み込み:出荷する商品をトラックに積み込む
フォークリフトオペレーターが働く主な場所
フォークリフトはさまざまな場所で使われているため、フォークリフトオペレーターが活躍できる職場も多種多様です。
代表的なのはメーカーの工場や物流会社の倉庫で、製品や部品の運搬・保管にフォークリフトが使用されています。
建築資材を運ぶ建築現場や、木材を扱う木材市場、コンテナが集まる港湾なども、フォークリフトの需要が高い場所です。
インターネット通販の拡大に伴って、大規模な物流センターの求人も増えてきており、フォークリフトオペレーターの活躍の場はますます広がってきています。
フォークリフトの種類
フォークリフトにはいくつかの種類があり、作業環境や用途によって使い分けられています。
フォークリフトの代表的な種類は以下のとおりです。
カウンターバランスフォークリフト | ・荷物の荷重とバランスを取るために車体後部におもり(カウンターウェイト)を設置してあるタイプ ・屋外や広い倉庫向き |
リーチフォークリフト | ・立ったまま運転するタイプ ・コンパクトで小回りが利くので主に倉庫内で使用 |
サイドフォークリフト | ・側面にフォークが設置してあるタイプ ・長尺物の運搬に最適 |
ウォーキーフォークリフト | ・人が歩きながら操作するタイプ ・通常のリフトが入れない狭い場所で活躍 |
マルチディレクショナルフォークリフト | ・全方位に移動できる ・精密な操作が可能で、長尺物や特殊形状物の運搬にも向いている |
フォークリフトの運転には資格が必要
フォークリフトを運転して荷役作業をするには、労働安全衛生法に基づく専門の資格が必要です。
必要な資格は、取り扱うフォークリフトの最大荷重によって、以下の2種類に分かれています。
- 最大荷重1トン未満:「フォークリフト運転特別教育」の修了が必要
- 最大荷重1トン以上:「フォークリフト運転技能講習」の修了が必要
実際の現場では、最大荷重1トン以上のフォークリフトを使用するケースが多く、その場合はフォークリフト運転技能講習の修了が求められるのが一般的です。
フォークリフト運転特別教育は、比較的短時間で取得できますが、運転できる機種は制限されます。
フォークリフト運転技能講習は、取得するのに数日かかり、試験に合格する必要もありますが、すべてのフォークリフトが運転可能です。
フォークリフトの仕事は未経験でも可能
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「フォークリフトの仕事は専門的で難しそう」と感じるかもしれませんが、未経験からでもチャレンジできる職種です。
未経験でも可能な理由と、仕事の魅力について解説します。
フォークリフトの業務が未経験でも可能な理由
フォークリフトの運転業務が未経験からでもチャレンジできる理由は以下のとおりです。
- 資格はあとから取得できるケースが多い
- 一定の需要があるため未経験でも採用されやすい
それぞれについて詳しく解説します。
資格はあとから取得できるケースが多い
フォークリフトの運転には資格が必要ですが、無資格で応募できる求人も多い傾向にあります。ただし、実際にフォークリフトを運転するには、入社後に所定の資格を取得する必要があります。
そういった企業には、仕事に慣れながら資格取得を目指せる体制が整っており、未経験者でも安心してフォークリフトの運転業務に就くことが可能です。
一定の需要があるため未経験でも採用されやすい
解説したように、フォークリフトはさまざまな場所で使用されています。
倉庫や物流センターでの荷役作業を担うフォークリフトオペレーターの需要も高まっており、未経験者も受け入れているのが現状です。
EC市場(インターネット通販)の拡大を背景に、フォークリフトオペレーターの需要は高まっており、未経験者でも採用されるチャンスが広がっています。フォークリフトオペレーターの魅力
未経験でも挑戦できるフォークリフトの仕事には、以下のような魅力があります。
体力や腕力が必要ない
作業環境や業務内容によっては一定の体力が求められる場合もありますが、フォークリフトの仕事では重量物の運搬をすべて機械で行うため、腕力や体力に自信がない方でも問題なく活躍できます。
基本的な操作はレバーやペダルを用いて行うため、複雑な力作業は少なく、操作に慣れれば性別や年齢に関わらず業務に就くことが可能です。
やりがいがある
フォークリフトオペレーターは、巨大な倉庫内で大量の商品を効率よく動かし、物流という社会インフラを支える重要な役割を担っています。
スムーズな入出荷が実現し、倉庫全体の生産性が向上することに、達成感とやりがいを感じられるでしょう。
フォークリフトの仕事がつらいと言われる理由とは
未経験でも挑戦しやすいフォークリフトの仕事ですが、一部では「つらい」という声も聞かれます。
つらさを感じてしまう代表的な理由としては、以下のようなものです。
- 作業中は高い集中力と安全意識が求められる
- 業務環境が屋外だと、夏は暑く冬は寒い環境となる
- 冷凍・冷蔵倉庫での作業は防寒対策が必須
- 同じような作業を繰り返すため、仕事が単調に感じてしまう
ただし、いずれも事前に理解しておくことで対策を取りやすいポイントでもあります。
職場環境や勤務条件を確認し、自分に合った現場を選ぶことで、無理なく長く続けやすい仕事といえるでしょう。
フォークリフトの仕事で得られる給料と年収をアップさせる方法
フォークリフトの仕事を選ぶ上で、給与や年収は重要なポイントです。
ここからは、公的なデータを基にした平均的な給与水準と、さらに収入を向上させるための具体的な方法について解説します。
フォークリフトオペレーターの平均年収
フォークリフトオペレーターの年収は、公的データや各種調査を見ると、400万円台となるケースも見られますが、実際には雇用形態や勤務先、地域によって幅があります。
企業規模や業種、経験年数、保有資格などによって収入に差が出やすい点も特徴です。
また、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、一般労働者(全職種)の平均月給は約33万円とされており、年収に換算すると約390万円となります。
この水準と比較すると、フォークリフトオペレーターは勤務条件によっては、比較的安定した収入を目指しやすい職種といえるでしょう。
出典:job tag(職業情報提供サイト)「フォークリフト運転作業員」
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 賃金の推移」
フォークリフトオペレーターの平均時給
フォークリフト運転従事者の時給は、厚生労働省の職業安定業務統計に基づく求人賃金データを見ると、約1,158円が目安とされています。
また、地域別最低賃金の全国平均は約1,121円となっており、これと比べると、フォークリフトの仕事は専門的な技能が求められる分、比較的高めの時給が設定される傾向にあるといえるでしょう。
出典:厚生労働省「令和6年度適用通達等 職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」
出典:厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金の全国一覧」
フォークリフトの仕事で年収アップを実現する方法
フォークリフトの仕事は、以下の方法を実践することで、さらなる年収アップが可能です。
新たな資格を取得する
フォークリフト運転技能講習の修了証に加えて、業務に関連する高度な資格を取得すれば年収アップが期待できます。
労働災害のリスクがある業種では「安全管理者」、引火性の液体などを扱う職場では「危険物取扱者」など、業務内容を見て評価されやすい資格の取得を目指しましょう。
給与面以外でも、担当できる業務の幅が広がったり、転職が有利になったりするのでおすすめです。
交代勤務や夜勤のある職場で働く
24時間稼働している大規模な工場や物流センターでは、交代勤務制や夜勤のシフトが組まれていることもあります。
夜勤を含むシフトで働くことで、日勤のみの場合と比較して、さらに収入を増やすことが可能です。
勤務時間帯に幅があるため、自分の生活スタイルに合えば、効率よく収入を得る選択肢の一つといえるでしょう。
役職を目指す
現場の作業者をまとめるリーダーや、倉庫全体の進捗や安全を管理する現場管理者などに就けば、役職手当で年収を向上させることが可能です。
役職に就くことで責任は大きくなりますが、昇給にも期待できるため、経験とスキルを積み上げながらキャリアアップを目指してみましょう。
フォークリフトの仕事に適している人の特徴
フォークリフトの仕事に必須の適性はありませんが、力を発揮しやすい人の特徴として、以下のようなものがあります。
機械操作や運転に興味がある
フォークリフトは特殊な産業車両であり、うまく操作するのに特有の感覚や慣れが必要です。
自動車やバイクの運転が好きな人、あるいはプラモデルや機械いじりなど、メカニカルなものに興味がある人は、楽しみながら操作技術を習得できるでしょう。
粘り強く作業できる
フォークリフトの仕事は、決められた手順に従って、荷物を正確に運び続ける作業が基本です。
責任感を持って業務を遂行する持久力が求められるため、ひとつの作業に集中し、コツコツと粘り強く取り組める人が向いているでしょう。
正確さが求められる作業が得意
フォークリフトの荷役作業では、ちょっとした操作ミスでも荷物の破損や事故につながる恐れがあります。
そのため、大雑把に作業を進めるのではなく、丁寧で正確な操作を心がける慎重さが大切です。
細部まで気を配れる人も、フォークリフトの仕事に向いているといえるでしょう。
安全意識を持って作業できる
フォークリフトは便利な機械であると同時に、一歩間違えれば重大な事故を引き起こしかねない車両でもあります。
自分や周りで働く人の安全を守るためにも、周りの状況に気を配り、定められたルールを厳守する高い安全意識が大切です。
危険を予測し、安全を最優先に行動できる人が求められます。
フォークリフトの仕事を長く安全に続けるコツ
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フォークリフトのオペレーターとして長く活躍するためには、常に安全運転を徹底することが大切です。
最後に、オペレーターが押さえておくべき基本的な安全のコツを紹介します。
バック走行を基本にする
フォークリフトは、荷物を積載した状態では、進行方向の確認がしづらくなる場面があります。
そのため、荷物を積んで走行する際は視界を確保しやすい方法を選ぶことが重要で、現場によってはバック走行が推奨される場合もあります。
進行方向や周囲の安全を確認しながら、落ち着いた速度で後進することを意識すると、より安全な作業につながります。
急加速・急停止を避けスピードを出さない
急発進や急ハンドル、急ブレーキといった操作は、荷物や車両に負荷がかかりやすくなるため、できるだけ穏やかな操作を心がけることが大切です。
落ち着いて安定した操作を続けることで、周囲の安全を確保しやすくなり、結果として事故防止にもつながります。
構内での走行速度は、現場ごとに定められたルールを最優先し、多くの現場で目安とされる低速走行を意識することが重要です。
歩行者の動線を把握しておく
フォークリフトの操作に集中していると、周囲の作業状況に気づきにくくなる場面もあります。
事故を防ぐためには、作業を開始する前に、どこに歩行者用の通路があるのか、人の出入りが多い場所はどこかといった「動線」を頭に入れておくことが大切です。
このステップがあるだけで、危険な箇所を予測し、注意を払うことができます。
死角になる箇所・タイミングを把握しておく
フォークリフトには、構造上どうしても死角が生まれてしまいます。
車体の前後にある太い柱(マスト)の周辺は、人や障害物が見えにくくなる場合があるため、あらかじめ死角になりやすい箇所を把握しておくことが大切です。
また、倉庫の柱や曲がり角など、建物の構造による死角も存在します。
こうした場所をしっかりと認識しておき、通過の際は速度を落としていったん停止し、ミラーや目視で安全確認をして再スタートすることを心がけましょう。
まとめ
フォークリフトの運転業務は、現代の物流業界に不可欠な専門職であり、安定した需要が見込まれる仕事です。
運転には資格が必要ですが、多くの企業が資格取得をサポートしており、未経験からでも挑戦できます。
高い安全意識が求められますが、性別や年齢を問わず長く活躍できる点が魅力です。
自身のスキルアップを実感しながら社会に貢献できる、やりがいのある仕事といえるでしょう。